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厚生労働省は12日、2010年の国民生活基礎調査を発表した。65歳以上の高齢者だけか、高齢者と18歳未満の子供だけの「高齢者世帯」が1020万7千世帯に達し、初めて1千万世帯を突破。世帯総数に占める割合は21.0%に上った。高齢者の増加を反映し、国民の経済格差を示す指標の一つとなる「貧困率」も16.0%と過去最悪を更新した。
調査は全国の世帯を対象に無作為抽出して所得や世帯について調査票を配布。所得は2万6115票(有効回答率72.6%)、世帯は22万8864票(同79.1%)を集計した。今回は3年に1度の大規模調査。 調査によると、世帯総数は10年6月現在で4863万8千世帯だった。このうち「高齢者世帯」は1020万7千世帯。さらに高齢者が1人でもいる世帯は2070万5千世帯と、全世帯の約4割に上った。 高齢者が1人でもいる世帯を詳しくみると、「夫婦のみ」が619万世帯で最多。「1人暮らし」は501万8千世帯で、独居老人の世帯が初めて500万世帯を超えた。 09年の1世帯当たりの平均所得は549万6千円と前年比0.4%増えたが、ピークだった1994年の8割止まりで、約20年前と同水準になっている。平均所得額以下の世帯の割合は61.4%だった。 世帯別にみると「高齢者世帯」は307万9千円、「子供のいる世帯」は697万3千円だった。厚労省の担当者は「高齢者と非正規社員を中心に、低所得者層が増える傾向にある」と話す。 こうした背景から09年の貧困率は16.0%と、前回06年から0.3ポイント上昇した。貧困率は全世帯の可処分所得を1人当たりに換算して低い順に並べ、真ん中になる人の所得(中央値)の半分に満たない、所得が112万円未満の人の割合。子供(17歳以下)の貧困率は15.7%で同比1.5ポイント増えた。 調査は東日本大震災前だったが、厚労省は震災の影響について「被災者への給付内容や景気動向にもよるが、貧困率の押し上げ要因になる可能性はある」と見ている。 2011/7/12 22:30
▽ 70~74歳の医療費負担増 厚労省方針、13年度にも<asahi.com>
2010年10月21日3時0分 厚生労働省は20日、70~74歳が病院の窓口で支払う負担割合(現在は原則1割)について、2013年度から段階的に2割に引き上げる方針を固めた。制度上は原則2割負担だが、自公政権時代に負担軽減策として1割に据え置いていた。政権交代後も踏襲されていたが、高齢者の医療費が急増する中で公費支援を続けることは限界と判断した。 13年度からの新制度を検討中の同省の「高齢者医療制度改革会議」で、25日に提案する。民主党は75歳以上の後期高齢者医療制度(後期医療)廃止など高齢者への配慮を打ち出して政権交代を果たしたが、路線を転換した形だ。 厚労省の方針では、早ければ13年度に70歳になった人から2割負担を適用。対象年齢を毎年引き上げ、5年で切り替える計画だ。12年度までに70歳になる人は1割負担のまま。現役並みの所得がある人は、現行通り3割負担だ。 70~74歳の窓口負担は、小泉政権下の医療制度改革で原則2割と定め、法改正して08年度からの実施が決まっていた。だが、自公政権は負担増に対する反発を避けるため、引き上げを凍結した。 一方、民主党は野党時代の08年に他の野党と共同提出した後期医療廃止法案で、70歳以上の負担を1割と規定。政権交代後も70~74歳の負担を1割に据え置いたが、差額を埋めるには毎年約2千億円の公費が必要で、この世代だけ手厚く支援できないとして凍結解除を決めた。後期医療を廃止しても75歳以上が1割、70~74歳が2割、69歳以下が3割という高齢者負担の枠組みは維持されることになる。 また、高齢者医療を支える健康保険組合など現役世代の負担を加入者数ではなく加入者の所得に応じた割合に改めたうえで、公費の負担も増やす。こうした見直しを前提に、厚労省は25日の会議で試算を提示する。13年度には、加入者の所得が高い健保組合全体で約200億円の負担増となる一方で、国民健康保険は全体で600億円の負担減となる。25年度には、70~74歳の2割負担によって、健保組合も負担減になるとしている。(中村靖三郎)
▽ 4月13日(火)、福岡正行氏の講演(21世紀セミナー)
・ 2012年から1947年(昭和22年)生まれの人が、年金を満額受給するようになる。この世代は戦後の食糧事情が良くなってきたときに生まれた世代であり、みんな長生きをしている。この年には275万人が誕生したが、現在まだ260万人が生きている。1946年以前の世代は、栄養が悪いからみんな早死にしています。これに対して、この年に生まれる新生児は100万人強に過ぎない。要するに、100万人で260万人を扶養する計算になる。年金の受給者が圧倒的に多い時代が2012年から始まるということだ。
団塊の世代が退職することで世の中にいろいろな変化が起こるだろうといわれている。いわゆる2007年問題だが、重要なことは団塊の世代、あるいは高齢者が自立できるかどうかである。自立にもいろいろな側面があるが、とりあえずは誰にも頼らずに生活していけるという意味での自立である。
女性の場合はさほど心配することはないのだが、男性の場合は極端に心配になる。社会でも家庭でも誰かに頼って生きてきたというのが多くの男性の実体ではないだろうか。高齢社会で最も心配なのは、高齢者に自立心が欠けていることと、高齢者を見守る社会そのものが「高齢者を自立させようとする意識に欠けている」ことである。日本の社会保障制度、年金や健康保険、介護、医療、福祉にいたるまでこうした視点が欠落していることである。 「田舎暮らしの学校」というblogに面白いデータが出ていた。 あなたは生涯、健康な状態で自立して暮らしていける自信がありますか? 健康余命が男性15年で女性が16.5年となっており、男性は女性よりも1年半も早く自立できなくなる。逆に男性は非自立期間が女性よりも1.5年短くてすんでいる。男性の方が早く亡くなってしまうからだろうか。平均余命に占める健康余命の割合は男性の方が断然長い。このデータを見る限り、男性の方が女性よりも自立しているということになる・・・? いずれにしても、高齢社会における自立問題もっともっと研究する価値がある。
カトラーさんが「2010年 X日、「OL」「サラリーマン」が死語になる日。」という原稿を書いている。それ以上に個人的にはカネの流れが変わると思うのだが・・・。
団塊世代が大量に定年退職する2010年が到来することによって何が決定的に変わるのか? カトラーさんは団塊世代の退場によってサラリーマンの概念が変わるという。サラリーマンとOLが消滅してビジネスパーソンが登場するというのだ。個人的には、そうしたことに加えて「カネの流れが決定的に変わる」と考えている。団塊の世代は企業社会のなかで戦後、良くも悪くも高度成長の牽引役を果たしてきた。この世代は良く働き、良く遊び、そして良く貯めてきたのである。いってみれば高度成長と過剰貯蓄の推進役だったのだ。 その団塊世代は退場することによって成長の担い手を降りると同時に、カネを貯める側から使う側に変身するのである。一部の人はすでにギターやオートバイ、革ジャンなど古きよき時代への回帰に惜しげもなく金を使っているという。団塊世代のサラリーマンが定年を迎えると企業に内部留保されていた退職一時金は、個々の口座に振り込まれる。企業サイドから見れば壮大なキャッシュアウトが起こるのである。このキャッシュにまた人が群がる。ここに群がる人たちをこの世代がどう裁くか、団塊世代は新たな試練に晒されるのだ。 参考「IT Pro」 < 前のページ次のページ >
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