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富士山東麓の地下に長さ約30キロ・メートルの活断層がある可能性が高いことが、東京大学地震研究所の佐藤比呂志教授(構造地質学)らによる調査でわかった。
この断層が動けばマグニチュード7級の地震を起こす恐れがあり、山の一部が崩れる「山体崩壊」の引き金となる可能性も否定できないという。千葉市で20日から始まる日本地球惑星科学連合大会で発表する。 活断層が見つかったのは、富士山東麓の静岡県御殿場市付近。陸側のプレート(地球を覆う岩板)に、伊豆半島を乗せたフィリピン海プレートが南側からぶつかる境界とみられる場所で、これまでに確認された活断層「神縄・国府津―松田断層帯」の西側に続いている。 地面を震動させて地下構造を調べた結果、長さは北東―南西に約30キロ・メートルで、断層の両側から押し合う力が働く「逆断層」タイプ。富士山頂の方向に深くなっており、山頂直下では深さ十数キロ・メートルに達しているとみられる。最近100万年の間に動いた形跡がみられるが、動いた時期や周期はわかっていない。 (2012年5月10日23時22分 読売新聞)
就職活動の失敗を苦に自殺する10~20歳代の若者が、急増している。
2007年から自殺原因を分析する警察庁によると、昨年は大学生など150人が就活の悩みで自殺しており、07年の2・5倍に増えた。 警察庁は、06年の自殺対策基本法施行を受け、翌07年から自殺者の原因を遺書や生前のメモなどから詳しく分析。10~20歳代の自殺者で就活が原因と見なされたケースは、07年は60人だったが、08年には91人に急増。毎年、男性が8~9割を占め、昨年は、特に学生が52人と07年の3・2倍に増えた。 背景には雇用情勢の悪化がある。厚生労働省によると、大学生の就職率は08年4月には96・9%。同9月のリーマンショックを経て、翌09年4月には95・7%へ低下。東日本大震災の影響を受けた昨年4月、過去最低の91・0%へ落ち込んだ。 (2012年5月8日15時25分 読売新聞)
メーデーの1日、「ウォール街を占拠せよ」運動に賛同する人々がニューヨークで大規模な集会を開いた。この日限りとはいえ、昨年秋の「占拠」以降では最大規模で、経済格差への不満と怒りは今もくすぶり続けているようだ。
集会は朝から市中心部の公園で始まり、広場などを結ぶようにデモを続けて参加者は数千人規模に。「見ろ、これが民主主義だ」とかけ声を上げて祭りのように楽器を鳴らし、丸1日かけてウォール街近くに到着した。一部で警察と小競り合いをし、逮捕者も出た。 参加者の一人は今年の米大統領選を念頭に、「この国の二大政党制はすでに破綻(はたん)している。占拠運動はもっと広がって、今の政治の仕組みに大きな影響を与えるに違いない」と話した。 2012年5月2日19時26分
環境省は22日、野生繁殖に向け、新潟県佐渡市で放鳥した国の特別天然記念物トキの卵が孵化したと発表した。
ひな1羽が確認され、親鳥がひなに給餌する様子も見られた。トキの卵が自然界で孵化するのは、1976年に佐渡島内で確認されて以来、国内では36年ぶりで、放鳥トキでは初めて。 環境省佐渡自然保護官事務所が同日午後6時45分、この日の午前中に撮影されたビデオカメラの映像から、親鳥から餌をもらうひなの姿を確認した。体長は約20センチで、体重は150グラム前後。孵化直後は60グラム程度であることから、生後1週間とみられるという。 同省佐渡トキ保護センターによると、ひなが生まれたのは、2011年に放鳥された3歳雄と2歳雌。いずれもこれまで繁殖経験のない若いペアだ。 佐渡島内では今春、このペアを含めて15組が巣を作り、このうち10組が卵を温める「抱卵」をしている。トキは1日おきに1個、計3~4個の卵を産むため、今後も他のペアの卵が孵化する可能性もある。 (2012年4月23日01時51分 読売新聞)
国立天文台など確認
2012/4/22 18:53 国立天文台や理化学研究所などは太陽の北極だけで磁場が反転しつつあることを確認した。11年周期で北極と同時に反転する南極は今のところ変化の兆しがない。過去に地球の気温が下がった時期の太陽活動によく似た状況になりそうで、地球温暖化の一時的な抑制につながる可能性がある。 太陽観測衛星「ひので」の望遠鏡で長期観察した。南北両極にはプラスとマイナスの磁場があり、通常は約11年ごとにほぼ同時に反転する。次の反転は2013年5月と見られていたが、北極だけ前倒しで今年5月にマイナスからプラスに反転する見通しという。 南極がこれから反転する可能性はあるが、現在のままだと5月には両極ともプラスになる。太陽の赤道近くに2つのマイナスの磁場が別にできる「4重極構造」になる可能性がある。 国立天文台によると、17世紀から18世紀に地球に寒冷化をもたらした「マウンダー極小期」と呼ぶ時期にも、太陽が4重極構造だったという。
兵庫医大・阪大チーム 粘膜放出のたんぱく
2012/4/4 20:28 兵庫医科大学の善本知広教授や大阪大学などのチームは4日、花粉症の症状の原因となる物質を突き止めたと発表した。花粉の刺激で鼻の粘膜から放出されるたんぱく質が引き金になっていた。花粉症の新たな治療法の開発などに役立つ成果という。 ブタクサの花粉などを与えて花粉症を発症させたマウスを調べた。鼻の粘膜で炎症を引き起こすたんぱく質「インターロイキン33(IL33)」が放出され、その刺激で、くしゃみや鼻水、鼻づまりを直接引き起こす物質が作り出されていた。 IL33のないマウスでは、くしゃみの回数が約3分の1に減り、症状はひどくならなかった。完全には治らないため、似た役割をする物質が他にも1~2種類あるとみている。これらの働きを抑える物質を作れば、新薬になる可能性がある。 花粉症はスギやブタクサなどの花粉で起こり、患者は国内で約5500万人いるという推定もある。治療はアレルギー症状の原因となるヒスタミンなどを抑える薬を飲むことが多い。詳しい発症メカニズムはわかっておらず、根本的な治療法はない。
[ロサンゼルス 20日 ロイター] ウォルト・ディズニー生誕110周年記念の超大作「ジョン・カーター」が、映画史上最も興行赤字の大きい作品になる可能性が出てきた。
米ウォルト・ディズニー(DIS.N: 株価, 企業情報, レポート)は19日、同作品が約2億ドル(約166億円)の赤字になるとの見通しを示したが、それが現実になれば、ギネスブックに「最も興行赤字の大きい映画」として登録されている1995年の「カットスロート・アイランド」を超える赤字作となる。ウィキペディアによると、「カットスロート・アイランド」の赤字額は1億4700万ドル。 過去の不発作品としては、エディ・マーフィ主演の「プルート・ナッシュ」や、ペネロペ・クルスとマシュー・マコノヒーが出演した「サハラ 死の砂漠を脱出せよ」、ロバート・ゼメキス監督の「少年マイロの火星冒険記」などがあるが、ウィキペディアの情報を基にすると、いずれも赤字額は1億4000万ドルを超えている。 ただ、ハリウッド映画の赤字額については、不明瞭な部分が多いのも事実。映画情報サイトIMDbの編集長キース・シマントン氏は「ハリウッドはあまり数字をオープンにしないので、これらの作品の本当の予算を知ることはできない」と述べた。 複数の業界筋は、「ジョン・カーター」には制作費と販促費で3億5000万ドル以上がつぎ込まれていると指摘。調査会社ハリウッド・ドット・コムのポール・ダーガラベディアン氏は、同作品が収支を合わせるには、世界興行収入6億ドル以上が必要だとしている。 2012年 03月 22日 13:15 JST
財政破綻一歩手前の大阪府泉佐野市は、新たな歳入確保策として、企業から広告料をもらう代わりに市の名称を企業名や商品名に変更する自治体名の命名権(ネーミングライツ)売却に乗り出すことを決めた。
契約期間は1~5年で、国内外の企業を対象に6月から11月末まで募集、広告額は企業から提案してもらう。名称変更は市議会過半数の賛成で可能だが、市民からの反発も予想される。 自治体名の命名権が売却されるケースは総務省でも「聞いたことがない」(市町村体制整備課)という。 計画では、市の名称のほか、香川県の「うどん県」のような愛称の命名権も売却。また、市役所庁舎や、市道の通称も売却対象とし、市職員が着用する制服などへの企業広告も募る。企業の誘致による、雇用創出や税収アップも期待している。 (2012年3月22日00時20分 読売新聞)
3月20日(ブルームバーグ):大津波は人、車、家、飲食店、そして街もろとも飲み込み、勢いを増して海岸からおよそ1キロ離れた稲荷神社へ向かった。祭られている2頭の白狐の石像を押し倒すと、そこで途絶えた。その神社は生と死の境界線となった。福島県南相馬市原町区北萱浜(きたかいはま)の物語である。
2011年3月11日、2時46分、マグニチュード9.0の大地震発生。津波発生が警告された。「在宅していた人は外に出て海の様子をうかがっていたが、見たこともない黒いうねりが押し寄せると、着の身着のまま車に飛び乗り、津波の襲来と競争のように逃げる。半信半疑で海を見つめていた人は逃げ遅れ波にさらわれた」(5月22日付北萱浜地区の住人作成のメモより)。 あれから1年。北萱浜出身の林一重さん(67)は、色あせた赤い前掛けを巻いた白狐を撫でながら「なぜここから先が無事だったのか不思議だ」と語った。すぐ近くにある公園の鉄棒は折れ曲がり、3台のブランコは飴が溶けたように絡まり合っていた。しかし白狐を境に、その後に建つ社(やしろ)は無事で、周辺の木々や民家もそのままだ。林さんは「まさか白ギツネが守ってくれたのでは」と振り返る。 「奥相志」 北萱浜の伝承では、その稲荷神社の2頭の白狐は、江戸時代後期に起きた天保の大飢饉(1833-1839年)で亡くなった人々の魂を鎮め村の安寧を祈願するため、京都の伏見稲荷大社から連れてこられたという。また、南相馬市博物館によると、天保時代に北萱浜に「白狐が棲みついたので村人は『相学稲荷』と呼んで祭祀をした」と「奥相志」に記されている。 これらの伝承や古文書によれば、稲荷神社の白狐は約200年前から南相馬を見守っていたことになる。天保の大飢饉では洪水や冷害に襲われた東北地方の被害は甚大で、死者は推定20万-30万人に及んだ。時の相馬藩主は壊滅した村を立て直すため、周辺地域から人を連れてきてその後10年で復興させたという。 嘉永元年(1848年)の「北萱浜村新軒取立に関する諸古文書」には合わせて260人が越後、加賀、越前などから移り住んだという記録が残っている。遠藤八十吉(37)、妻ふよ(33)、長女なつ(12)、二女よう(11)、三女さく(5)の5人家族は越後から入植。他に50家族が外部から移住して来た。いまの北萱浜の祖先たちだ。 ピンク色のリボン 京都の伏見稲荷大社によれば、稲荷神は食物・農耕の神様で、白狐はその使者だという。同大社の広報担当者は北萱浜の白狐のルーツについてはあまりに昔のことで確認できないが、「東北地方では特に信仰が厚い。飢饉から逃れたいと思う人々のため、おそらく五穀豊穣を祈願して連れてこられたのだろう」と話した。 南相馬市では東日本大震災で1635世帯が損壊、896人が死亡。北萱浜では60世帯が全壊、死者は47人に上った。1年が経過し、同地区ではがれき処理もほとんど終わり何も残っていない。青い海、澄み渡った空、海岸近くでは白鳥が群れをなす。水平線と地平線が一直線につながるほどの広大な更地には所々、四角く囲った地面にピンク色のリボンが風でたなびく。端午の節句時には鯉のぼりが泳いでいた。そこは子供たちが亡くなった場所だ。 北萱浜の林さんの孫娘の千賀子さん(17)は津波で亡くなった。彼女の父親も父方の祖父母も飲み込まれた。彼女がアルバイトしていたローソン鹿島町横手店の佐藤大守介オーナーは5月に千賀子さんの家族の葬儀に参列したが、「遺影が4つ並び、南相馬でさえもこんなに悲しい葬式はほかにないと思った」と言う。林さんは亡くなった4人の親族が愛した南相馬を復興させなければと農地等復旧推進委員の代表役を引き受けた。林さんを含む平均年齢60歳の男たち30人は9月以降、毎日がれきや側溝の土砂の除去、草刈りなどの作業を続けている。しかし覇気がない。時折休んではタバコを吸う姿ばかりが目につく。 「われわれにもできる。再出発だ」 北萱浜に広がる100ヘクタールの土地を見渡し、林さんは「かなり広く途方に暮れる。みんな年老いている。原発が近く放射能が多く飛んでいて本当に復興できるのか。先が見えない」と不安げに言う。しかし「200年前にも同じ光景がここにあったかと思うと胸が熱くなる。先祖がゼロから土地を耕し、田んぼを作り、収穫できるようになった苦労。われわれにだってできるはずだ。再出発だ」と気を取り直す。 福島原子力発電所から25キロメートル圏内の南相馬。津波と原発事故の二重被害を受けた。多くの若い世代が家族を連れてこの土地を離れている。全人口は3月11日時点で4万3622人と一昨年前の7万1561人から4割減少した。除染作業、防災林や農地の造成、再生可能エネルギー基地や工業団地の設立など、億単位のカネと10年単位の時間がかかるだけに、復興の道程は果てしない。 ブルームバーグ・ニュースは入手した1848年の入植者リストに林さんの祖先を見つけた。当時43歳の林喜祖八(はやし・きそはち)。妻子と5人で加賀(石川県)から北萱浜に入り、天保の大飢饉で荒廃した村の復興に携わった。一重さんにそれを電話で告げると「喜祖八の名前が古文書に残っていたとは感激だ。子孫の自分が200年経った今、当時と同じ光景を目の当たりにし、復興という同じ試練に立ち向かっていると思うと感慨深い。勇気が沸いてくる。どんなに苦しくても復興をやりとげたい」と語った。 200年の時を超えて 津波発生当時、稲荷神社の白狐は津波になぎ倒され、石像を支えていた重い石の台は流された。後日その石台は回収され、石像は修復された。接着に使われたセメントがまだ目新しい。「おまえ、あの神社には本当に白ギツネがすんでいるよ」。村人の多くは幼いころ祖父母からそう言われて育ち、神社は人々の憩いの場所でもあった。 いまその場所に、津波で流された47人と避難所で死亡した6人の安らかな眠りを祈り慰霊碑を作る構想が浮上している。だが、年金生活者が多い北萱浜の人たちにとって100万円の設立費用の捻出は決して容易ではない。しかし、自分の命より大切な最愛の家族をなくし、生きることの意味を失いかけた遺族たちには誰かに「助けて」という言葉は見つからない。 南相馬の白狐たち。一頭は口をつぐみ、もう一頭は赤い口をわずかに開けている。「阿吽(あうん)」。長い歴史の中で、何も語ることなく人々の苦楽をただじっと包み込んできた。寄り添うように海を遠くに見つめる。復興の道のりは長くとてつもなく険しい。白ギツネは静かに見守る。これまでも、そしてこれからも。200年の時を超えて。 更新日時: 2012/03/20 00:00 JST
【ワシントン支局】人気俳優のジョージ・クルーニーさんが16日、ワシントンの在米スーダン大使館前で同国のバシル政権による反政府派弾圧に抗議するデモに参加中、警察当局に拘束された。
クルーニーさんは、実父らと共にデモに参加。警察に大使館の敷地から立ち退くよう警告されたが無視したため、手錠をかけられ、連行された。 クルーニーさんは14日にも上院公聴会でバシル政権が反政府勢力の拠点に人道支援が届くことを妨害していると証言、米政府にスーダンの人権状況の改善に取り組むよう求めていた。 (2012年3月17日01時06分 読売新聞) < 前のページ次のページ >
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